「子供が学校に行きたがらない…」そんな悩みを抱えていませんか?
本記事では、「子供 学校 行きたくない」と感じたとき、親が取るべき正しい対応法を、教育学の観点からわかりやすく紹介します。
1.子供が「学校に行きたくない」理由とは?

①人間関係で悩んでいる
学校で友達や先生との人間関係の悩みが原因の可能性があります。
例:・友達と喧嘩してしまった
・先生に叱られた
・友達を作ることができない
子供にとって、人間関係の悩みは大人よりも深刻です。一見楽しそうに見えても、実は悩んでいる可能性があります。
こんなときは、あなたの子供の頃を思い出してみましょう!子供の頃、今思い返すとなんであんなことで悩んでいたんだろうと思うようなことでもとても悩んでいた経験はありませんか?
このように大人から見ると小さな悩みでも、子供の目線から見るととても怖くて大きな悩みなのです。
②いじめの可能性
学校でいじめを受けている可能性もあります。
・持ち物を隠された
・無視される、仲間外れにされる
・暴言や身体的な攻撃を受ける など
子供にとって「学校に行きたくない」という言葉はいじめから逃れたいというSOSかもしれません。
実際、2024年の文部科学省の統計データによると、いじめの認知件数は732,568件(対前年で50,620件増)となっています。詳しく見ていくと、小学校が588,930件、中学校が122,703件、高校が17,611件、特別支援学校が3,324件となっています。つまりいじめ認知件数は未だ増加傾向であることから、いじめによって不登校になる生徒も多いのが現実です。
③学習面での悩み・プレッシャー
学校の勉強についていけなかったり、思うような結果が出ないことで悩んでいることがあります。また、テストの点数や受験のことを深刻に考えてしまい、プレッシャーになっていることも。
文部科学省の統計データによると、学校に行きづらくなる理由で、「勉強がわからない」と回答した生徒が多いことが分かります。(小学生31%、中学生42%)
④身体的・心理的不調
頭痛や腹痛など、身体の不調を訴えている場合は、体調不良かもしれません。
実際に厚生労働省の記事には、「統合失調症の陰性症状(感情の平板化、意欲の欠如、思考の貧困)によって、ひきこもっている場合や、様々な不安障害、うつ病などで外に出られないという場合もあります。」と記載されています。
特に身体的な不調は目に見えて分かりますが、精神的な病気は目に見えません。もしかすると、子供自身も気付いていなかったり、気付いていても隠そうとしていたりする可能性もあります。
「どうせ仮病でしょ」と決めつけず、体と心の両方をケアしてあげることが大切です。
2.対処法3選

① 子供が学校に行きたくない理由を決めつけず、話を聞いてあげよう
子供にとっての悩みは、話を聞くことで気持ちを軽くしてあげることができます。特にお母さん・お父さんが味方になってあげると、子供はとても安心します。気持ちが軽くなると学校に行くことができるようになるかもしれません!
⚠️理由を決めつけてはいけない
子供が学校に行きたくない理由は、それ相応の理由があります。子供にとって家にいる方が安全と判断して、学校に行くことを拒んでいるかもしれません。まずは親であるあなたが子供の味方になることで、家は安全だと子供に認識させることができます。
②学習面でのプレッシャーを取り除こう
学習面で悩んでいる場合は、まず子供の努力を認めてあげましょう。学習面でプレッシャーを感じているということは、それだけ子供は努力してきたという証拠でもあります。
「いつも頑張ってるの見てるよ」
「頑張ることも大事だけど無理はしないでね」
このような優しく努力を認める言葉をかけることで、プレッシャーを軽減させることができます。特に普段から勉強を頑張っている真面目な子供は自分を思うような結果を出せない自分を認めることができていない可能性が高いです。だからこそあなたは子供を認めてあげてください。
子供を認めるポイント↓
“結果ではなくプロセスに着目する”
結果が悪いからだめ、結果が良いから良い。このような考え方は学習面はもちろん、さまざまな場面でプレッシャーになってしまいます。
なので結果よりプロセスを評価して認めてあげるようにしましょう!
③心理的・精神的に問題がないか確認しよう
身体的・心理的不調がないか確認しましょう。ここで大事なのは不調そうじゃないと思ったからと言ってサボりと決めつけないこと。目に見えなくても精神的な不調がある可能性があります。子供の身体と精神を1番優先することが大切です!
特に子供の精神状態を1番確認しやすいのは、身近な家族であるあなたです。子供は無理してでも「大丈夫」と言ってしまうことがあります。しかし、実際は大丈夫じゃないのです。子供の本心を聞いてあげて、辛いことがないかゆっくり話を聞いてあげましょう!
まとめ
✅大切なのは「理由を決めつけないこと」
子供が学校に行きたくないと言っても、サボりや怠けてるだけと決めつけてはいけません。子供が学校に行きたくないのは多くの場合何かを抱えています。問題の本質を見ることが、解決の第一歩です!
教育学を学んでいる私にとって、毎日子供のために色々な問題と向き合っているお母さん・お父さんは本当に尊敬します。ぜひ今回の対処法を今日からでも実践してみてください!
参考記事↓
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